マイナポータルのぴったりサービスとは|電子申請の使い方と電子署名手順
ぴったりサービスは、マイナポータル上で提供される電子申請サービスで、子育て・介護・健康保険などの行政手続きをオンラインで完結できます。自治体の窓口に行かずに、スマホやパソコンから24時間いつでも申請が可能です。
ぴったりサービスで手続きを行う際には、マイナンバーカードによる電子署名が必要です(出典:マイナポータル ぴったりサービス公式マニュアル)。これにより申請者本人であることを証明し、申請データの改ざんを防止します。
スマホだけで完結したい場合、iPhone+マイナンバーカード+電子署名くんで PDF に電子署名できます。添付書類への署名も、数十秒で完了します。
ぴったりサービスとは
ぴったりサービスは、デジタル庁が運営するマイナポータル内の電子申請機能です。地方公共団体が提供する各種行政サービスの手続きを、オンラインで申請・届出できます。
対応している主な手続きには以下があります。
- 子育て関連:児童手当、保育所入所申請、妊婦健診の助成
- 介護関連:要介護認定申請、介護保険負担割合証の交付
- 健康保険関連:国民健康保険の加入・脱退届
- その他:粗大ごみ収集の申込、犬の登録申請など
利用できる手続きは自治体によって異なりますが、全国の市区町村で順次拡大されています。
なぜ電子署名が必要か
ぴったりサービスでの電子申請では、申請データの送信時にマイナンバーカードによる電子署名が必須となっています(出典:マイナポータル 手続の検索・電子申請(ぴったりサービス)公式マニュアル)。電子署名には以下の役割があります。
- 本人確認:申請者がマイナンバーカードの所有者本人であることを証明
- 改ざん防止:送信後にデータが書き換えられていないことを保証
- 否認防止:後から「申請していない」と主張できないようにする
特に児童手当や介護保険などの給付に関わる手続きでは、厳格な本人確認が求められるため、電子署名による認証が必要です。
スマホでのぴったりサービス利用手順
スマホとマイナンバーカードを使ったぴったりサービスの基本的な流れは以下の通りです。
- マイナポータルアプリのインストール:App Store または Google Play から「マイナポータル」アプリをダウンロード
- 手続きの検索:「ぴったりサービス」から必要な手続きを検索(地域・カテゴリで絞り込み可能)
- 申請内容の入力:氏名・住所などの基本情報と、手続きに必要な項目を入力
- 添付書類のアップロード:必要に応じて書類の写真や PDF を添付
- マイナンバーカードで署名:スマホの NFC 部分にカードをかざし、署名用パスワード(6〜16桁)を入力
- 申請完了:受付番号が発行され、審査状況をマイナポータルで確認可能
申請後の審査状況は、マイナポータルの「申請状況照会」から確認できます。自治体からの連絡もマイナポータル内のお知らせで受け取れます。
利用可能な手続きの確認方法
ぴったりサービスで利用できる手続きは、お住まいの市区町村によって異なります。以下の方法で確認できます。
マイナポータルアプリから確認
「ぴったりサービス」→「手続きを検索」→お住まいの地域を選択すると、利用可能な手続きの一覧が表示されます。カテゴリ(子育て・介護など)で絞り込むこともできます。
自治体の公式サイトから確認
多くの自治体が公式サイトで「マイナポータル対応手続き一覧」を公開しています。「〇〇市 マイナポータル」で検索すると見つかります。
よくあるエラーと対処法
「マイナンバーカードが読み取れません」エラー
原因:スマホの NFC 読み取り位置とカードの IC チップ位置がずれている。
対処法:スマホケースを外し、カードをスマホ背面の中央付近にしっかり密着させてください。読み取り中はカードを動かさないようにしてください。
「署名用パスワードが違います」エラー
原因:署名用電子証明書パスワード(6〜16桁)の入力ミス。利用者証明用パスワード(4桁)と混同している可能性があります。
対処法:署名用パスワードは英数字で大文字・小文字を区別します。5回間違えるとロックされるため、不安な場合は市区町村窓口で確認してください。
「手続きが見つかりません」エラー
原因:お住まいの自治体がその手続きに対応していない。
対処法:自治体の公式サイトで対応手続きを確認してください。対応していない場合は、窓口での申請が必要です。
よくある質問
参考リンク
スマホで行政書類に電子署名
ぴったりサービスの添付書類や各種申請書への電子署名は、電子署名くんで簡単に完了します。iPhone とマイナンバーカードだけで、完全ローカル処理による安全な署名が可能です。