2026年確定申告 iPhone電子署名完全ガイド|スマホ用電子証明書でe-Tax申告【令和7年分対応】

2026年(令和7年分)の確定申告から、iPhoneでも「スマホ用電子証明書」が利用可能になりました。これにより、e-Taxへのログイン時や電子署名の付与時に、iPhone本体にマイナンバーカードをかざして読み取る操作が不要になります。

従来の数字4桁の利用者用電子証明書パスワードの代わりに、Face IDやTouch IDなどのスマートフォンの生体認証を利用できるようになり、より簡単かつスピーディに申告ができるようになりました。

2026年確定申告の主な変更点

令和7年分の確定申告において、iPhoneユーザーにとって最も大きな変更点は「スマホ用電子証明書」への対応です。

スマホ用電子証明書とは

スマホ用電子証明書は、マイナンバーカードに格納されている電子証明書の機能をスマートフォンに搭載できるサービスです。これまでAndroidスマートフォンでのみ利用可能でしたが、2024年5月以降iPhoneでも利用できるようになりました。

  • カード読み取り不要:e-Taxへのログインや電子署名時にマイナンバーカードをかざす必要がありません
  • 生体認証でログイン:Face IDやTouch IDで本人確認が完了します
  • パスワード入力の簡略化:4桁の暗証番号入力が生体認証に置き換わります
  • 申告スピードの向上:カード読み取りエラーのストレスから解放されます

スマホ用電子証明書の事前準備

iPhoneでスマホ用電子証明書を利用するには、以下の準備が必要です。

必要な条件

  • 対応iPhone:iPhone 8以降(iOS 15.4以上)
  • マイナンバーカード:署名用電子証明書が有効期限内であること
  • マイナポータルアプリ:最新バージョンをインストール
  • 生体認証の設定:Face IDまたはTouch IDが有効であること

スマホ用電子証明書の登録手順

  1. マイナポータルアプリを起動:App Storeから最新版をダウンロードしてインストール
  2. スマホ用電子証明書の申請:アプリ内の「スマホ用電子証明書」メニューから申請を開始
  3. マイナンバーカードの読み取り:初回のみカードをiPhoneにかざして本人確認
  4. 署名用パスワードの入力:6〜16桁の英数字パスワードを入力
  5. 生体認証の登録:Face IDまたはTouch IDを設定して完了

登録完了後は、マイナンバーカードを持ち歩かなくてもiPhoneだけでe-Tax申告が可能になります。

iPhoneでのe-Tax申告手順(2026年版)

スマホ用電子証明書を登録済みの場合、以下の手順でe-Tax申告を行います。

Step 1:確定申告書等作成コーナーにアクセス

国税庁の「確定申告書等作成コーナー」にSafariでアクセスするか、e-Taxアプリを起動します。令和7年分確定申告期間は令和8年2月16日〜3月15日です。

Step 2:マイナンバーカード方式でログイン

ログイン方式の選択で「スマートフォンを使用してe-Tax」を選択し、スマホ用電子証明書でのログインを選びます。Face IDまたはTouch IDで認証すると、数秒でログインが完了します。

Step 3:申告書の作成

画面の案内に従って、以下の情報を入力します。

  • 給与所得(源泉徴収票の内容)
  • 医療費控除・ふるさと納税などの控除
  • その他の所得(副業収入、株式譲渡益など)
  • 還付金の振込先口座

Step 4:電子署名と送信

申告内容を確認し、「送信」ボタンをタップします。スマホ用電子証明書を使用している場合、生体認証で電子署名が完了します。署名用パスワード(6〜16桁)の入力は不要です。

Step 5:送信完了の確認

送信完了後、受付番号が発行されます。この番号は後日の問い合わせや、還付金の状況確認に必要となりますので、スクリーンショットで保存しておきましょう。

従来方式(カード読み取り)との違い

スマホ用電子証明書と従来のマイナンバーカード読み取り方式を比較します。

項目 スマホ用電子証明書 カード読み取り方式
カードの携帯 不要 必要
認証方法 Face ID / Touch ID 4桁パスワード
NFC読み取り 不要 毎回必要
読み取りエラー 発生しない 発生の可能性あり
処理速度 高速 カード読み取り時間が必要

よくあるエラーと対処法

「スマホ用電子証明書が見つかりません」エラー

原因:マイナポータルアプリでスマホ用電子証明書の登録が完了していない、またはアプリがバックグラウンドで終了している。

対処法:マイナポータルアプリを起動し、スマホ用電子証明書の登録状況を確認してください。未登録の場合は、マイナンバーカードを使って初回登録を行います。

「生体認証に失敗しました」エラー

原因:Face IDまたはTouch IDの認証に複数回失敗した、または生体認証がiPhoneの設定で無効になっている。

対処法:iPhoneの「設定」→「Face ID とパスコード」で生体認証が有効になっていることを確認してください。認証失敗が続く場合は、パスコードでロック解除後に再試行します。

「電子証明書の有効期限が切れています」エラー

原因:マイナンバーカードの署名用電子証明書の有効期限(発行から5回目の誕生日)が過ぎている。スマホ用電子証明書も同時に失効します。

対処法:市区町村窓口でマイナンバーカードの電子証明書を更新後、マイナポータルアプリでスマホ用電子証明書を再登録してください。

「e-Taxに接続できません」エラー

原因:確定申告期間中のアクセス集中、またはネットワーク接続の問題。

対処法:時間をおいて再試行するか、早朝や夜間などアクセスが少ない時間帯に申告を行ってください。Wi-Fi接続の安定性も確認しましょう。

添付書類のPDF電子署名

e-Taxでは、医療費の領収書や寄附金受領証明書などをPDFで添付する場合があります。これらのPDF書類にも電子署名が必要な場合は、電子署名くんアプリを使用すると便利です。

  • スキャンした書類をPDF化
  • 電子署名くんでマイナンバーカードを使って署名
  • 署名済みPDFをe-Taxに添付して送信

電子署名くんは完全ローカル処理のため、書類データが外部に送信されることはありません。

よくある質問

Q: スマホ用電子証明書は無料で使えますか? A: はい、スマホ用電子証明書の登録・利用は無料です。マイナポータルアプリも無料でダウンロードできます。
Q: スマホ用電子証明書を登録すると、マイナンバーカードは使えなくなりますか? A: いいえ。スマホ用電子証明書を登録後も、従来どおりマイナンバーカードをかざして認証する方法も引き続き利用できます。
Q: iPhoneを機種変更した場合はどうなりますか? A: 新しいiPhoneでマイナポータルアプリをインストールし、マイナンバーカードを使ってスマホ用電子証明書を再登録する必要があります。
Q: 確定申告期間を過ぎても電子申告できますか? A: はい。期限後申告としてe-Taxで送信できますが、無申告加算税や延滞税が発生する場合があります。

参考リンク

スマホで PDF に電子署名

e-Taxの添付書類や契約書への電子署名は、電子署名くんで簡単に完了します。iPhone とマイナンバーカードだけで、完全ローカル処理による安全な署名が可能です。