PDF電子署名を受領側で検証する方法|Adobe・標準ビューア比較【2026年版】
⚡ 検証ツール早見表
推奨:Adobe Acrobat Reader(無料)が最も確実に検証できます
Macプレビュー:電子署名の検証に非対応(表示のみ)
Windowsリーダー:Microsoft Edgeは基本的な検証に対応
電子署名の検証とは
電子署名付きPDFを受け取った時、以下の3点を確認することが「検証」です。
- 署名者の身元:誰が署名したか(証明書の発行者と名義人)
- 文書の完全性:署名後に改ざんされていないか
- 証明書の有効性:署名時点で証明書が有効だったか
これらがすべて確認できれば「有効な署名」と判断できます。
ビューア別の対応状況
| ビューア | 署名検証 | 詳細表示 | 備考 |
|---|---|---|---|
| Adobe Acrobat Reader | ○ | ○ | 最も推奨。無料版で検証可能 |
| Adobe Acrobat Pro | ○ | ○ | 高度な検証レポート作成も可能 |
| Mac プレビュー | × | × | 署名検証に非対応 |
| Microsoft Edge | △ | × | 基本的な検証のみ |
| Chrome PDF Viewer | × | × | 署名検証に非対応 |
| Foxit Reader | ○ | ○ | Adobe代替として利用可能 |
Adobe Acrobat Readerでの検証手順
- PDFを開く
署名付きPDFをAdobe Acrobat Readerで開きます。
- 署名パネルを確認
画面上部に青いバーで「署名済み」と表示されます。クリックして詳細を開きます。
- 署名の状態を確認
- ✓ 緑のチェック:署名は有効です
- ⚠ 黄色の警告:署名者の身元が未確認(後述の対処法)
- ✕ 赤のバツ:署名が無効または改ざんの可能性
- 署名者情報を確認
署名をクリック →「署名のプロパティ」で署名者の氏名、証明書の発行者、署名日時を確認できます。
「署名者の身元を確認できません」への対処
マイナンバーカード(JPKI)で署名されたPDFを開くと、「署名者の身元を確認できません」と黄色い警告が表示されることがあります。
これは署名が無効という意味ではありません。AdobeがJPKIのルート証明書を信頼済みリストに持っていないだけです。
対処法1:AATLを更新する
- Adobe Acrobat Readerを開く
- 「編集」→「環境設定」→「署名」
- 「検証」の「詳細」をクリック
- 「Adobe Approved Trust List (AATL) を更新」をクリック
- PDFを開き直す
対処法2:JPKIルート証明書を手動インストール
- 公的個人認証サービスのサイトからルート証明書をダウンロード
- Adobe Acrobat Readerで「編集」→「環境設定」→「署名」→「IDと信頼済み証明書」
- 「信頼済み証明書」にJPKIルート証明書を追加
Macユーザー向けの注意点
Macのプレビューアプリでは電子署名を検証できません。
プレビューでPDFを開いても、署名の有無や有効性は表示されません。必ずAdobe Acrobat Reader(無料)をインストールして検証してください。
検証結果の読み方
| 表示 | 意味 | 対応 |
|---|---|---|
| 署名は有効です | 署名者の身元確認済み、改ざんなし | そのまま信頼してOK |
| 署名者の身元が未確認 | 署名自体は有効だが、証明書が信頼済みリストにない | AATL更新またはルート証明書追加 |
| 署名は無効です | 署名後に文書が改ざんされた可能性 | 署名者に再送を依頼 |
| 証明書が失効しています | 署名者の証明書が取り消されている | 署名者に確認、再署名を依頼 |
よくある質問
Q: iPhoneで電子署名を検証できますか?
A: Adobe Acrobat ReaderのiOS版で基本的な検証は可能ですが、詳細な確認はパソコン版を推奨します。
Q: 無料のAdobe Acrobat Readerで十分ですか?
A: はい、署名の検証は無料版で可能です。Pro版は署名の作成や高度な編集が必要な場合のみ必要です。
Q: 電子署名くんで署名したPDFは検証できますか?
A: はい、電子署名くんはPAdES形式で署名するため、Adobe Acrobat Readerで正しく検証できます。
Q: 登記ねっとに提出する前に検証すべきですか?
A: 推奨します。事前に検証して「有効」であることを確認してから提出すると、エラーを防げます。
スマホでPDFに電子署名
電子署名くんで署名したPDFは、Adobe Acrobat Readerで確実に検証できます。PAdES形式で互換性も高い。